■2013年8月
BMWは6シリーズグランクーペに、前方車両への衝突の回避・被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」など、様々な局面でドライビングの安全性を高める新機能を新た全車標準装備し、2013年8月27日に発売した。
6シリーズグランクーペに標準装備されたドライビング・アシストには、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に短時間軽いブレーキをかけ衝突を回避・被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」が含まれている。さらに、歩行者検知機能の採用で、歩行者への接近に対してもドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる。
このほかアクティブ・プロテクションが全車に標準装備され、衝突の危険性が高まったとシステムが判断した場合に、フロントのシートベルトを引き締め、開いているウインドーや電動サンルーフを自動的に閉め、助手席の着座位置を適切なポジションに調整するなどして、万が一の際に乗員を最適に保護する。
事故が発生した際には、システムが車両を減速させ、さらなる衝突の防止または被害を最小限に抑える仕組み。加えて、運転中のステアリング操作や車速などの情報をもとにドライバーの疲労をシステムが判断し、休息を促して安全なドライビングに貢献する。