■2017年4月
アウディジャパンは、「アウディA5スポーツバック」を2017年4月4日にフルモデルチェンジして、同日に受注を開始した。
2代目となった「アウディA5スポーツバック」は、初代からの「美しさとスポーティな走りと実用性の融合」というコンセプトに磨きをかけ、安全性や効率、さらに運転支援システム、コネクティビティ、インフォテイメントなどの機能を向上させている。
全長4750mm×全幅1845mm×全高1390mm、ホイールベース2825mm(2.0TFSI)のボディは、先代に対して全長は20mm伸び、ホイールベースが15mm延長されたのが目立つ程度。先代のイメージを受け継ぎながらよりワイド化されたシングルフレームグリル、3次元造形のヘッドライト、スリム化されたリヤコンビネーションランプ、力強さを印象づけるショルダーラインなどにより、スタイリングは一段とスポーティイメージを強調させた仕上がりを見せる。
インテリアはA4にも共通する水平基調のインパネを採用。クリーンなデザインでまとめられたことで広々とした印象を与え、従来型に対して室内寸法は広くなっている。ステアリングデザインは一新され、エアバッグをコンパクトなモジュール内に収めたことでメーター類の視認性が向上した。メーターはアナログメーターのほか、12.3インチのTFTモニターを用いた「アウディバーチャルコックピット」を選択することも可能。さらにヘッドアップディスプレイも設定されている。
パワーユニットは2つの仕様の2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンが用意されている。クワトロモデルには最高出力185kW(252ps)、最大トルク370Nmを発揮するハイパワー仕様を搭載。FFモデルにはアウディが“Bサイクル”と呼ぶミラーサイクルエンジンを搭載。こちらは140kW(190ps)、320Nmの性能を確保しており、実用域において効率にすぐれた性能をもたらすという。トランスミッションはデュアルクラッチタイプの7速Sトロニックがすべてのモデルに組み合わされている。
装備面では、ダイナミックハンドリングシステムの「アウディドライブセレクト」を全車標準装備。走行モードを選択することでエンジンのスロットルバルブ、トランスミッション、ステアリング、クルーズコントロールもしくはアダプティブクルーズコントロール(ACC)、エアコンなどの特性やプログラムを変更することが可能だ。また、スマートフォンの環境をそのままクルマに持ち込める「アウディスマートフォンインターフェイス」、すぐれたサウンドクオリティの「バング&オルフセン3Dサウンドシステム」なども用意されている。
安全装備に関しては、「アウディプレセンスシティ」をはじめ、渋滞時の加減速だけではなくステアリング操作まで行う「トラフィックジャムアシスト」、車線維持をサポートする「アウディアクティブレーンアシスト」、車線変更をサポートする「アウディサイドアシスト」など、充実したアシスタンスシステムが設定される。