■2022年5月
ルノー・ジャポンは、クーペスタイルのSUV「ルノー アルカナ」を2022年2月24日に発表、同年5月26日より販売を開始する。
新設定のアルカナはSUVの持つ力強さと弧を描くルーフラインを特徴とする5ドアクーペSUV。ボディサイズは全長4570㎜×全幅1820㎜×全高1580㎜、ホイールベース2720㎜。最低地上高は200㎜を確保している。プラットフォームにはルノー、日産、三菱のアライアンスにより開発された、軽量かつ高剛性のモジュラープラットフォーム「CMF-B」を採用する。
インテリアはルノー・スポール由来のR.S.ラインデザインを採り入れ、ドアトリムとダッシュボードにはカーボン調パネルを装着。レッドラインのアクセントも添えられ、スポーティな仕上がりを見せている。センターコンソールには7インチタッチスクリーンが備わり、各種のインフォテインメントの表示、操作が可能。スマートフォンをUSBポートに接続することでApple CarPlayおよびAndroid Autoを介してスマートフォンの各種アプリが利用できる。
さらにレザー×スエード調のコンビ6ウェイ電動フロントシート、レザーステアリングホイール(ともにヒーター付き)、レッドステッチを施したシートベルトを採用。コクピットまわりのディスプレイや操作系は人間工学に基づきドライバーに向けて角度の付いた「スマートコクピット」が採用された。また、運転モードやインテリア照明をカスタマイズできる「ルノー・マルチセンス」や、電動パーキングブレーキ、スマートフォンワイヤレスチャージャー、2つのUSBポート、12Vソケットなどが装備されている。
パワーユニットについては、輸入車では唯一となるフルハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID(イーテック ハイブリッド)」を採用。1.6リッター4気筒エンジンに、メインモーター(駆動用Eモーター)とサブモーターのHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)、これらを繋ぐドッグクラッチを使用した「電子制御ドッグクラッチマルチモードAT」を組み合わせた、ルノー独自のハイブリッドシステムだ。
このシステムはルノーがF1で長年にわたり培ってきたものであり、低速から高速までの全域にわたって高効率となるようにエンジン(最高出力69kW/最大トルク148Nm)とモーター(メインモーター36kW/205Nm、サブモーター15kW/50Nm)を最適に制御。これによりダイレクトかつスムーズな走りと低燃費(WLTCモード22.8km/L)を実現するという。
運転支援システムについてもハイウェイ&トラフィックジャムアシスト、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、レーンセンタリングアシスト、360°カメラ、イージーパーキングアシスト、パーキングセンサー、オートハイ/ロービームなどを装備する。
ボディカラーは「ブランペルレM」、「ブルーザンジバルM」、「オランジュバレンシアM」、「ノワールメタルM」の4色を用意する。
ラインアップは前輪駆動(FF)の「R.S.ラインE-TECH HYBRID」のみ。