■2023年5月
三菱自動車は、新型となる軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」の予約注文の受付を2023年1月13日に開始し、同年5月25日に発売した。
従来のeKクロススペースと入れ替わるように発売された新型デリカミニは、「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトに開発。デリカらしい力強い走りを予感させるSUVならではのスタイリング、アウトドアから日常使いまで利便性に優れた機能的なインテリア、後部座席でも快適に過ごすことができる広々とした室内空間、砂利道など未舗装路の運転も安心で快適な走行性能をあわせ持っているという。また、運転支援機能「マイパイロット」や「三菱 e-Assist」などを備えている。
内外観は、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」がデザインテーマで、エクステリアは、立体的な「ダイナミックシールド」フロントデザインに、特徴的な半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わせた。フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを採用。前後バンパー下部にはプロテクト感のあるスキッドプレート形状を採用するとともに、光沢のあるブラックのホイールアーチをあしらっている。アルミホイールは、ダークシルバー塗装とした。また、4WD車には165/60R15サイズの専用大径タイヤの採用とショックアブソーバーの専用チューニングを施すことで、地上高を拡大したほか路面をしっかりと捉えながら車内には振動を伝えにくい設定とした。砂利道などの未舗装路での走破性や安定性、快適性を高めている。
インテリアでは、ブラックを基調色とした水平基調のインストルメントパネルに、ライトグレーをアクセントカラーとして施した。また、ワイド感を強調するとともにトレイやドリンクホルダーを見やすくして、使いやすさの向上を図っている。さらに、アウトドアでの使用や小さな子供がいるユーザーの使用を想定して、汚れがつきにくく、通気性の良い撥水シート生地を採用。座面や背もたれ中央部に立体的なエンボス加工を施すことで、蒸れにくく座り心地のよい機能的なシートとしている。加えて、後席に風を送り空気を循環させるリヤサーキュレーターにプラズマクラスターを搭載。空気循環に加えて、空気浄化や脱臭、静電気除去など、室内空間の快適性を高める効果を発揮するという。
安全面では、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」を搭載。レーダークルーズコントロールシステム[ACC]により、アクセルペダルから足を離していても車間距離の保持をアシストするとともに、車線維持支援機能[LKA]によるステアリング制御で、車線中央付近を走る手助けをするなど、運転をサポート。さらに、運転支援機能「三菱 e-Assist」を搭載して、サポカーSワイドに対応。衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]や踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]など、8つの運転支援機能を搭載している。
ボディカラーは、新型デリカミニのコンセプトに合わせて新開発した、アッシュグリーンメタリックを採用。2トーン6色、モノトーン6色の全12色をラインナップした。