■2023年4月
ホンダは、新型「ZR-V」の先行予約受け付けを2022年9月8日に開始した。発売は2023年4月21日を予定している。
新型「ZR-V」は、コンパクトSUV「ヴェゼル」とミドルクラスSUV「CR-V」の間に位置するCセグメントモデルで、「異彩解放」をコンセプトに開発。2.0リッター直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTを搭載したハイブリッドモデルと、1.5リッター直噴VTEC ターボエンジン+CVTを採用したガソリンモデルを設定している。
エクステリアデザインは、フロントからリアにかけてボリュームがあり滑らかな面が特徴のプロポーションとした。フロントは、周囲の形状と連続性を持たせたバーチカル(垂直)グリルと、横長でシャープなヘッドライトを採用。リアは、ボディの下まわりにボリュームを持たせつつ、上に向かってなめらかに絞り込むことでワイドトレッドを強調した造形としている。
インテリアデザインは、細部にわたる部品の仕立ても機能的で緻密な仕上げとして、上質な室内空間を目指したという。左右に伸びやかに広がるインストルメントパネルを備えて、運転席と助手席の間にハイデッキセンターコンソールを配置した。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルともに、リアルタイムAWDを全タイプに設定。前後駆動力配分の最適化によりタイヤが路面をしっかりと捉えることで、雪上など滑りやすい路面でも安心して走行できることを目指したという。また、ドライブシーンによって選択ができる「SPORTモード(Xには設定なし)」、「NORMALモード」、「ECONモード」、「SNOWモード」の4つのドライブモードを搭載。ホンダのSUVとして初採用となる「SNOWモード」は、アクセルペダルの踏み込みに対する駆動力を抑えることで、雪道など滑りやすい路面においてもスムーズな発進・加速をサポートする。
さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の最新機能を装備したほか、滑りやすい急な下り坂や荒れた急勾配な道でも設定した速度を自動でキープするヒルディセントコントロール(HDC)を備えている
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ボディカラーは、新色の「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」と「ノルディックフォレスト・パール」をはじめ、全7色を設定した。