■2020年11月
トヨタは、クラウンを2020年11月2日に一部改良を実施、同日より販売を開始した。
今回の一部改良は、内外装の質感向上と最新バージョンの予防安全パッケージの採用が主体となる。エクステリアは「RSアドバンス」、「RSアドバンスFour」に専用の18インチアルミホイール(スパッタリング塗装)を設定し、ホイールバリエーションを充実。さらに「プレシャスホワイトパール」、「プレシャスメタル」、「エモーショナルレッドII」の新規外板色3色を採用した。
インテリアでは、従来型の上下2画面のモニターが12.3インチのワイドタッチディスプレイによる「T-Connect SDナビゲーションシステム」に変更。本革シートを「RSアドバンス」、「RSアドバンスFour」と「G」、「G Four」に採用拡大した。
予防安全パッケージ(トヨタセーフティセンス)は、「安全・安心」機能がさらに充実した。体調急変などドライバーの無操作状態が継続している場合、徐々に車両を減速させ自車線内に停車。早期救急救命をサポートする「ドライバー異常時対応システム」と、「レーザークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」にAI技術により前方カーブの大きさを想定、ステアリングの切り始めで速度制御を開始する“カーブ速度抑制機能”をトヨタでは初採用となった。
衝突回避または被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」には、交差点右折時の対向直進車、ならびに右左折時の対向方向から横断してきた歩行者も検知可能としたほか、低速走行時に自車直前の歩行者や自転車の車両を検知して加速を抑制する“低速時加速制御機能”、緊急時の回避操作をきっかけに操舵をアシストする“緊急時操舵回避支援機能”を追加。さらに障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏み間違いを検知すると加速を抑制する「プラスサポート」を販売店装着オプションとした。